火災保険の割引って何がある?代表的な制度と失敗しない選び方

火災保険

物価高が厳しい昨今、さまざまな節約術が注目を集めています。
その中でも以前からCMなどで認知されていたのが「保険の見直し」です。
保険の見直しは補償内容に無駄がないか確認するだけでなく、割引制度の活用も含まれます。
この記事では、火災保険の割引制度がどのようなものなのか、代表的な火災保険を例にしながら解説します。

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掲載内容は『保険得々チャンネル』で紹介した保険の情報を基に記事として再構成したものです。

火災保険の割引とは

地震保険はどの保険会社から加入しても、耐震等級割引や免震割引など共通の割引制度が用意されています。
一方、火災保険は保険会社や保険商品ごとに割引制度が大きく異なります。

なぜ保険ごとに割引が違うのか

火災保険は、各保険会社が自由に保険料や割引制度を設計できる「自由料率」の保険です。
そのため、割引制度の内容には、各社のリスク評価や販売戦略が色濃く反映されます。

例えば、インターネット割引やペーパーレス割引は、事務コストを抑えられるダイレクト型保険で多く見られます。
一方で、新築割引や家財セット割引は、長期的に安定した契約を重視する代理店型保険で採用されやすい傾向があります。

割引は単なる値引きではなく、「どのような契約者に加入してほしいか」という保険会社からのメッセージとも言えます。

割引をチェックするうえで大事なポイント

火災保険の割引は、保険料全体に一律で適用されるとは限りません。
建物にかかる保険料、家財にかかる保険料、費用補償や特約にかかる保険料など、割引の対象が細かく決められていることが多い点に注意が必要です。

代表的な火災保険の割引制度

代表的な火災保険の割引制度を見ると、割引内容から各社の考え方や特徴が見えてきます。

ソニー損保 新ネット火災保険の割引

ソニー損保 新ネット火災保険は、インターネット完結型の商品らしく事務手続きの簡素化や既存契約者の囲い込みを重視した割引が中心です。

  • 証券ペーパーレス割引: 基本補償の保険料から3%割引(上限あり)
  • マイページ新規申し込み割: 所定条件を満たした場合、基本補償の保険料から割引

損保ジャパン THE すまいの保険の割引

損保ジャパン THE すまいの保険は、築年数や契約形態に応じた割引が多く、長期・総合的な契約を前提とした設計が特徴です。

  • 築年数別割引
  • 新築割引
  • 建物家財セット割引
  • 長期分割割引
  • Web証券割引

三井住友海上 GKすまいの保険の割引

三井住友海上 GKすまいの保険は、建物と家財をまとめて備えることを重視した割引構成で、契約内容を充実させることで保険料負担を調整する考え方が見られます。

  • 新築料率・長期新築割引
  • 家財セット割引

日新火災 お家ドクター火災保険WEBの割引

日新火災 お家ドクター火災保険WEBは、インターネット契約による割引に加え、住宅の管理状態や施工体制を評価する割引が特徴です。

  • インターネット割引
  • 指定工務店割引
  • S評価割引(マンション管理評価)

AIG損保 ホームプロテクト総合保険の割引

AIG損保 ホームプロテクト総合保険は、建物の性能や設備に着目した割引が多く、リスクの低い住宅を評価する姿勢が表れています。

  • Web申込割引
  • オール電化住宅割引
  • 耐火性能割引
  • 築浅割引

火災保険の割引制度の今後

火災保険の割引制度は固定されたものではなく、時代や環境の変化に応じて見直されています。

割引制度を廃止した火災保険の例

東京海上日動の火災保険では、2022年9月30日以前始期の契約には築浅割引がありましたが、同年10月1日以降始期の契約では割引制度が廃止されました。
その代わり、基本の保険料水準を見直すことで対応しています。

新しく追加されることもある

三井住友海上のGKすまいの保険では、2024年10月に家財セット割引が新たに追加されました。
このように火災保険は、その時代の住まい方や保険料動向に合わせて、割引制度が後から追加されることもあります。
特に保険料が引き上げられる局面では、負担を緩和する目的で割引制度が設けられるケースも少なくありません。

火災保険の割引チェックポイントと注意点

火災保険を選ぶ際や更新時に、割引制度だけを理由に契約を決めてしまうと、思わぬ落とし穴があることもあります。

割引があるからといって保険料が安いとは限らない

割引制度は、保険料の値上げと同時に新設されることもあります。
その場合、割引が適用されても基本の保険料自体が高く、結果として他社より割高になることもあります。
保険料を重視する場合は、割引の有無だけで判断せず、代理店で合い見積もりを取るか、各社のシミュレーション機能で実際の保険料を比較することが大切です。

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また、特定の特約をセットすることが割引条件になっている場合、その特約分の保険料増加によって、割引のメリットを感じにくいケースもあります。

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条件が厳しい割引制度もある

割引制度には、築年数や保険期間、提出書類など細かい条件が設定されています。
中には診断書の取得など手間がかかるものもあり、すべての割引を無理に狙うと負担が大きくなることもあります。

代理店経由で契約する場合は、必要書類や取得方法についてサポートを受けられます。
一方、インターネット割引などダイレクト型保険特有の割引は、書類提出が不要な点がメリットです。

割引対象を要チェック

火災保険の保険料は、いくつかの要素に分かれています。

保険料の内訳 内容 割引がかかることが多い?
建物の保険料 建物そのものに対する補償の保険料 ◯(新築割引・耐火性能割引など)
家財の保険料 家具・家電など家財に対する補償の保険料 △(家財セット割引など一部のみ)
補償オプション部分 水災・個人賠償責任など、基本補償に含まれない特約部分 ×(割引対象外が多い)
保険会社の事務・サービス部分 契約管理や事故対応などにかかる費用 ×(割引対象外)

※基本補償の内容は、保険会社や商品によって異なります。

このように、割引制度は「保険料のどの部分に適用されるか」が決められていることが多く、割引後の保険料が思ったほど安くならない原因にもなります。
詳細を確認したい場合は、代理店で内訳付きの見積もりを取るのがおすすめです。

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まとめ

火災保険の割引制度は、保険会社や商品ごとに内容が大きく異なります。
割引の多さだけで判断せず、補償内容や保険料の内訳を確認したうえで、自分に合った保険を選ぶことが大切です。
割引はあくまで補助的な要素として考え、納得できる補償と保険料のバランスを見極めましょう。

地震保険の割引についての記事もありますので、ぜひご覧ください!

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