火災保険のNGワード・これを言ったら保険金が下りません!事例を交えてポイント解説

火災保険

火災保険は、家屋や財産を守るための重要な保険です。
しかし保険請求時に、とある『NGワード』を使ってしまうと保険が適用されなくなるケースも。
NGワードとは何か?
スムーズに保険請求するための『言葉選び』や、より安全に『保険請求をするコツ』をご紹介します。

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掲載内容は『保険得々チャンネル』で紹介した保険の情報を基に記事として再構成したものです。

ケース1:天井から水が!そんな時の「NGワード」とは

帰宅したら天井からポタポタと水が垂れている…。
そんな時火災保険に連絡する際に、保険証券に記載されている事故受付フリーダイヤルで状況報告をすると思いますが
ここで使ってはいけないNGワードは『雨漏り』です。

「雨漏り」を使ってはいけない理由とは?

実は「雨漏り」という言葉を使うと、保険適用が拒否されるケースが多く見られます。
損害保険業界的には雨漏りは建物の施工上の欠陥や経年劣化によるものであり、施工業者の業務上の過失と判断されてしまう可能性があるです。
火災保険は予測できない事故や自然災害によって建物・家財が損害を受けた際に使えるものであり、建物の欠陥という事故でも自然災害でもない、場合によっては事前に防げたかもしれない事故は補償してもらえません。

※台風のせいで建物が損傷した、落下物によって屋根に穴が開いたなど、事故や自然災害が原因になっている場合は、雨漏りでも補償されることが多いです。

では、どのように伝えれば良いでしょうか?
それは『漏水』です。

状況を『雨漏り』ではなく『漏水』と説明すれば、自然災害に起因する損害として認識される可能性が高まります。

ただし、漏水事故が対象の補償を契約している場合に限りますので、そこはあらかじめご承知くださいませ。
漏水事故補償の例:お家ドクター火災保険【盗難・水濡れ補償】

【補足】
保険会社のフリーダイヤルの通話は、サービス向上のためという名目で録音されているケースがあります。
そのため、「雨漏り」と伝えたあとに「漏水」と訂正しても、通話記録が残っているため補償対象外と判断されてしまう事例がありました。
通話内容は、慎重な表現が求められます。

ケース2:床が水浸しに!そんな時の「NGワード」とは

帰宅したら床が水浸しに…。
うっかり、窓を開けたまま外出してしまい、雨水が吹き込んできたというご自身の過失で水浸しになってしまったというケースもあります。
しかし、ここで使ってはいけないNGワードは『吹き込み』です。

「吹き込み」を使ってはいけない理由とは?

実は床の浸水は、窓からだけではなく風で雨水が煽られて、通気口や通風孔などから室内に雨水が入るケースがあります。
この際、「雨水の吹き込み」と伝えると契約者の過失として、保険の対象外と判断されてしまいます。

吹き込み とは?
色んな意味がある言葉ですが、損害保険においては外部から建物の開口部を通って内部に入ってくること、といった意味です。
雨水の吹き込みは、通気口や通風孔、窓や扉、その他開口部から室内に雨水が入ってくるということです。

では、どのように伝えれば良いでしょうか?
このケースでも、『漏水』です。

本来は外部から雨水が入ってこない開口部で、風が原因で室内に侵入してしまった場合、それは立派な『漏水事故』であり、漏水補償の補償対象となります。

もし強風や衝突物によって通気口や通風孔が壊れる、窓が割れるといった原因がある場合は、風災や衝突物の補償特約が適用されますが、吹込みとさえ言わなければ保険会社の方で判断してくれますので、言い方に気を付けながらありのままを伝えてください。

臨機応変に言葉選びをするのが難しい!確実に保険請求するためには

「雨漏り」「吹き込み」などのNGワードはお伝えしましたが、事故内容はケースバイケース。
都度、どのようなNGワードを避け、どのように伝えれば良いか咄嗟に判断できないと思います。

ましてや、事故直後は気が動転してしまい、冷静な言葉選びもできない状況だと思われます。
ではどうすれば良いのでしょうか?

それは保険代理店を介することです。

保険代理店を介すことがおすすめな理由とは

保険代理店は保険請求のプロであるため、「雨漏り」や「吹き込み」等のNGワードを使ってしまっても「漏水」の可能性として、正確な表現や手順で保険会社への対応をしてくれます

被害状況を専門的な視点で適切に伝達できるため、保険会社とのやり取りをスムーズに進められることができます。
保険代理店の連絡先は、常に控えておくことをおすすめします。

しかし、保険代理店は様々。
たとえば、他の業務と兼業している保険代理店などもありますが、このような代理店は保険に詳しくなく、不適切な対応がなされる場合もあります。
信頼できる保険代理店を選ぶことは大変重要です。

保険代理店について、こちらの記事でご紹介しています。
ぜひご参考ください。

良い保険代理店の選び方!代理店選びのポイントと実情を中の人が解説
保険代理店の選び方が重要な理由 築年数が古い建物に火災保険を掛ける方法についての記事でも触れましたが、信頼できる保険代理店を見つけることは非常に大切です。 しかし、保険代理店について詳しく知らないと選ぶのが難しいものです。 そこで今回は、保...

 

この記事の内容は、家禄堂『保険得々チャンネル』で動画解説しています!

メディアでは語れないもっと踏み込んだ内容についても触れているので、ぜひご覧ください。


ここからは、動画に寄せられた皆さんのご質問、ご感想をご紹介します。

保険請求について皆さんの反応

コメント部分スクリーンショット
https://www.youtube.com/watch?v=D22_ULgc4vA

この動画には以下のような声が寄せられています。内容を分かりやすくするために一部要約しています。

Question Icon

築6年で家が傾き保険請求したら工務店にと言われました。 地盤工事した会社も工務店も責任逃れしたため裁判にしました。 今も紛争中で保険は一切出ません。

Answer Icon

このケースは「瑕疵担保責任保険」という通常の火災保険では補償できない分野の保険でカバーされる分野だと思います。近日中に「瑕疵担保責任」の動画を上げますので少々お待ちください。6年前なら建築業者への「瑕疵担保責任保険」への加入が義務付けられた後なので補償の手立てがあるかもしれません。

Question Icon

やはり保険もネットではなく、代理店を通して契約した方が良いんですね。

Answer Icon

ネット保険も保険料が安いという利点はありますので一概にダメなものとは言えないのですが、多くの契約を取り扱う代理店の発言力と、一件一件の独立した契約の一人の契約者の発言力には差があります。この点はご留意頂きたいと思います。

Question Icon

どこからの漏水って言えば良いのでしょうか?

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これは良いご指摘なんですが、重要なのは「何処から」より「何の原因により」が重要なのです。事、漏水に関しては「何の原因により、どの経路で」を保険会社に報告する技術と知識が求められます。それとご注意いただきたい点としましては「配管」そのものは保険の対象となりませんので見積りのその分の金額が乗っていても保険金の給付額からは削減して考えなければなりません。

保険請求時のNGワードについてまとめ

火災保険を請求する際に慎重な言葉選びをしないと、保険が適用されなくなる可能性があります。

「雨漏り」や「吹き込み」といった表現は避け、「漏水」などの適切な言葉を使用することが重要と伝えましたが、事故内容はケースバイケース。
安全かつ確実に保険請求の手続きをするためにも、ぜひ保険代理店を活用してみてください。

また、保険代理店選びは、専門知識を持った信頼できるパートナーを見つけることがポイントです。

火災保険は、私たちの財産を守るための大切な制度です。
適切な対応で、いざという時に確実にその恩恵を受けられるようにしましょう。

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